掲載されました!地域活性化における移住者と地元出身者の相互変容に関する研究


10月に発行された『地域活性研究』に佳祐さんの論文が掲載されました!査読付き学術研究論文です。

内容は、移住者と地元出身者が相互に関わることを通じて意識や関係性を変容させ、地域を共創していく関係になっていく過程を仔細に調査し、モデル化したもの。地域のキープレイヤーとして何年も町に関わっている佳祐さんだからこそできた研究ですが、特に(普段は光が当たりにくい)地元出身のキーパーソンたちがどんな想いで移住者を受け入れ、共創のパートナーとしての関係を構築してきたか、そのいろいろな葛藤や逡巡を抱え必ずしも直線的には進まない行きつ戻りつのプロセスを捉えたところが学術的にも実務的にも高い価値があると思います。海士町というある意味で特殊な地域の事例ですが、だからこそ本質に迫れたともいえます。他の地区のUターン者も、多かれ少なかれ同じようなプロセスを経験しているのではないか。共感的に読んでもらえる論文な気がします。参考にしていただけたら。

大野佳祐、坂倉杏介「地域活性化における移住者と地元出身者の相互変容に関する研究 ― 島根県海士町を事例に」、地域活性研究Vol.21、21-30頁、2024。
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