置賜「人と地域をつなぐ事業」第2期終了。生成されつつある未来に導かれて。


3月3日、4日の2日間、山形県置賜地方で実施している「人と地域をつなぐ事業」の2017年度の最後の講座を、スタジオ八百萬で行いました。


チェックイン後、今年度それぞれが参加した地域活性化センターの研修のレポートをもとに、気づきをシェア。講義で学んだことに加えて、「これまでと違う可能性を感じたことは何か」を話し合いました。置賜は、いろいろ萌芽的な動きがあり、来年はどんなことが起こるのか楽しみな状況。地域に「可能性が感じられる」ということは本当に大事なこと。そのために大切にしたい価値観、暮らし方、働き方を議論しました。


二日目のランチは、参加者の二人が用意してくださったパンやチキンのトマト煮。とても美味しく、大満足のランチに!


これまでの価値観と、これからの価値観の対比の深い話を踏まえて、最後は、何人かの参加者の話し合いたいテーマで、テーブルにわかれたダイアログ。講座としては最後ですが、「ここからはじまる」感じが満ち溢れた、とてもよい終わり方になりました。

これまでの地域づくりとは異なるもう一つのアプローチが大事なんじゃないかと、「ゆるふわ」な場を重ねてきましたが、まる2年が経ってそれがみんなの確信に変わりつつあるようです。ここで大切にしたい価値観や働き方は、いまはまだ萌芽的で、決して誰にでも共感してもらえるとは限らないものですが、きっと未来のスタンダードになる。その予兆を感じ取りながら、いまとこれからを探っていく感覚の場でした。

『U理論――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術』のサブタイトルは、「Leading from the Future as it Emerges.=生成されつつある未来からの導き」。まさに、置賜で体験していることそのもの。未来を「プレゼンシング」していくって、こういう感覚なんだな、と私も貴重な経験をさせていただいています。


今年は、港区芝地区との連携による「24時間トークカフェ」や、ゼミ合宿も予定しています。さらなる交流が、とても楽しみです。