2016年8月8日（月）、プロジェクト演習Bで取り組んできたグランクレール世田谷中町の多世代コミュニティサロン企画の発表会を開催しました。

3チームがそれぞれ15分ずつ発表。提案の概要は次の通りで、（もちろんプレゼンテーションの仕方はまだまだ精度を上げられるし、すぐ実行できる企画でもありませんが）非常にユニークで納得できるコミュニティづくりのアプローチだといってよいと思います。このアイデアが実現したらどんなことが起こるか。想像力を掻き立てられる提案でした。

1班：アクティブシニアの力を学生が引き出し、シニア自らが入居者と地域住民が参加する多世代交流拠点の担い手として活躍するプログラムづくり。
2班：「できた！」という達成感をコンセプトに、子どもからシニアまでが集う「ものづくりカフェ」からはじまるコミュニティづくり。
3班：まずは学生が地域に入り、友達を増やすところからはじめ、「DIO（Do It Ourselves）をテーマにともに学びあえる場をみんなでつくるデザインプロセス。

会場の様子。東急不動産ホールディングスグループの方々約30名に加え、報道関係も9社10名以上の方々にご参加いただきました。

会場からの質問に答える学生。

質疑応答の風景。東急不動産、東急イーライフデザイン、東急不動産次世代技術センターの方々を中心に、非常に熱心に耳を傾け、的確な質問、コメントをいただきました。

終了後、報道関係の方に個別取材を受ける学生。

発表会後の打ち上げで講評するヒデ先生。

これでひとまず春学期の授業としての中町プロジェクトは終了です。3研究室から30人が集まるグループワーク、コミュニティという目に見えないものを提案する内容、そして現在進行形のプロジェクトに対する実践的な提案という、学部3年生にとってはやや難易度の高いプロジェクトでしたが、みんなよく頑張りました。特に最後の最後に企画と発表の質をぐっと高めた各班のコアメンバーたちのがんばりには頭が下がりますし、彼／彼女たちにとっても大きな成長の機会だったと思います。こうした機会を設けていただいた東急不動産ホールディングス各社のみなさま、本当にありがとうございました。

中町プロジェクトは、来年7月のオープンに向けてまだまだこれからが本番です。今回の提案をステップに、9月からは具体的なアクションプランを組み立てていくフェーズに入ります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。