マレーシア・セブで開催されたPDC24にて「Consciously drifting」の研究を発表
「漂流論文」をParticipatory Design Conferenceで発表してきました。タイトルは「Consciously drifting: Exploratory design practices that embrace influences from local community」(Akasaka, Sakakura and Miki)。 「passive drifting」と「active exploration」の共振を鍵概念に、コミュニティベースの共創デザインの新しい方法論を提案する論文です(簡単にいうと、「とりあえずゴールを決めずに始めてみて、いろいろあって当初想像していたのとまるで違うものができてしまったのだけど、それはそれでむしろいいんじゃない?」ということを学術的に説明したもの)。
論文はこちら。
Consciously drifting: Exploratory design practices that embrace influences from local community
発表資料はこちらです。
More than HumanとかLong Termのデザインプロジェクトにおけるインフラストラクチャリングといったデザイン理論の新しい動き、南米やアフリカの事例にも触れられて本当によかった。おやまちというローカルな実践のなかで知覚される「未知の未知」に向けた予感と、地球規模の社会・環境の編成の大規模な変化のなかで世界各地の人が持っている問題意識とがしっかり響き合っている という実感は、とても勇気が得られました。 ジャパンチームのみなさん、本当にありがとうございました!