1Qの成果発表:湯河原の移住政策提案とオンライン居場所の実践


6月25日、6週目(4月の自主ゼミから数えると12週目)のゼミは、オンライン居場所の運営と移住政策の提案の2チームに分かれて活動してきた第1クオータの成果発表。


まずは、オンライン居場所のチームから。テーマは、「居場所の未来を考える〜オンライン居場所の運営を通じて」。3月からオンラインで運営されているゆがわらっことつくる多世代の居場所に参加してみて、参加者や地域のニーズを調査。問題点を整理した上で、アクションを企画し実行。結果の評価を行うというもの。最初に実施したバターづくりの企画が大成功を収め、順調にスタートしたこのチームでしたが・・・


その後、6月半ばに小学校が再開されると、準備していた企画が延期になり、期待通りの成果がなかなかあげられないという葛藤も。


しかし、準備していた企画に7月に再チャレンジすると宣言。すべてが順調に進むより、難しい問題や挫折を乗り越えていくところにグループの成長があります。今後の活動に期待したいと思います。


もう一つのチームの課題は、「湯河原の次世代のライフスタイルに向けた移住政策の提案」。持続可能な地域のために、湯河原町の移住政策の問題を整理し、次世代の湯河原につながる提案。町の現状と政策を調査、移住者インタビューなどを通じて、問題を整理し、新しい提案を構想するというもの。基礎データや移住政策の現状を調べ、まちの人へのインタビューなどから、「誰もが主役の移住政策」というコンセプトを提案。


このチームは、まちの基本データだけではなく、なぜ移住政策を考えなければいけないのか、という本質的なところから問いを深めていきました。


その結果、人口を増やすことをゴールにせず、まちに愛着を持ち地域のために力を発揮したいという住民を育てる。そのために、子どもがまちのことを考え町長に提案するプログラムや、引っ越してきた子育て層をコミュニティでサポートする仕組み、こんな活躍をした欲しいシニアのスカウトまで、地域外の人が様々な形でまちに関わること、それが結果的に人口の流出を少なくし、UターンやIターンの動機付けになるという提案になりました。


湯河原プロジェクトをご一緒いただいている伴先生、山田さんも素晴らしいコメントをしていただきました。


最後は、ふわはぁとポーズで。ふわはぁとは、湯河原に嫁いできた方々が、子育てする女性のサポートを行ったりウェブサイトで情報発信をしたりするグループ(移住政策提案のためにインタビューをさせていただきました)。こうした団体の力を生かして、湯河原をもっと住み心地良いまちにしていけるのではないでしょうか。