若者が育ち、地域が元気になる!インターンシップの世田谷モデルを構想する
三軒茶屋の世田谷文化財団生活工房にて、「若者が育ち、地域が元気になる!インターンシップの世田谷モデルを構想する」と題したイベントを開催しました。主催は、世田谷コミュニティ財団およびNPOインターンシップラボ。
前半は事例報告として、高城さんから、アクションポート横浜が主体となって実施している大学とNPOのインターンシップコーディネイション事業の紹介。
二つ目の事例として、東京都市大学都市生活学部のまちづくり演習の紹介を、世田谷トラストまちづくりの風間さんから。
風間さんから見た、学生の変化。
この後は、NPOインターンシップラボの今井さんの進行により、感想のシェアや問いの提示。そして、全体でのディスカッション。
きぬたま遊び村の上原さんにも参加していただきました。
まちづくり演習の卒業生も参加。学生にとってどのような点がモチベーションになるのか、地域に対する意識の変化は起こったのか。など、つっこんだ質問も。
議論を通じて、地域の様々な活動に若い世代が参画していくことで、地域が元気になるとともに、若者にとっても大きな成長の場になる。こうした限りない可能性が確認できました。一方で、このコストを誰が負担するのか(こうした取り組みの長期的な受益者は誰なのか?)、大学生と地域の活動団体という別世界の人々をつなぐコーディネイションが非常に大事である(だが、なかなかそれを担える人は多くない)ことなど、課題も明確になってきました。
印象に残ったのは、学生にとって、地域が受け入れてくれたという実感が非常に大きいということ。そして、大学という制度的現場に彼/彼女らの存在的な体験を持ち帰る時には、地域に出て行くときとは異なる種類のコーディネイションが必要だということにも気づきました。
この取り組みはまだまだ続きます。今後の議論や実践の発展が楽しみです。