商店街にテントを張って泊まろう。OYAMACHI CAMPを実施しました!
2018年7月25日(水)から翌朝にかけて、尾山台にて「OYAMACHI CAMP」を実施しました。主催は、東京都市大学都市生活学部、コミュニティマネジメント研究室と都市プランニング研究室、そして尾山台四商店街連合会。
歩行者天国の時間に路上にテントを並べて日常とは異なる交流空間を生み出し、夜は駐車場に移動。地域の未来を語り、そのまま朝まで泊まるという企画。自分たちが必要とする公共空間を、自分たちのアクションによって生み出していく「タクティカル・アーバニズム」という位置付けでもあります。
等々力キャンパスから荷物を移動し、準備を始めます。まずは、テントの用意。
何度か「プレCAMP」と称して練習をしてきたこともあり、手慣れた様子です。
特別にお借りした大きなドーム型テントを建てているところ。
芝信用金庫の駐車場には、人工芝を敷いてキャンプの雰囲気を高めます。
そして、16時。いよいよ歩行者天国の時間が始まりました。
通りにテントを並べていきます。
ホコ天をもっと自由に楽しもう。今回の企画のコンセプト。
いつもは通りすぎる商店街に座って、遊んだりお話ししたり。
普段とは少し違った風景が現れ、行き交う人の気持ちや行動も変化していくようです。
こちらのテントでは、トランプ。
こちらは、けん玉。
ここでは、将棋。通りがかりの方が、あれこれ指導してくださっています。
親子で休んでいく方も。
この日は、尾山台小学校と連携して「サマーワークショップ」ということで、30人の小学生たちが「うちわづくり」に参加してくれました。ワークショップの企画や進行も学生が行なっています。
駐車場がワークショップ会場に。いくつかのテントにデコレーションの材料が置いてあり、それらを組み合わせてお気に入りのうちわをつくるというもの。
大学生と一緒につくれるのが、楽しそう。
人工芝の上でつくったり。
テントの中でつくる子たちも。
最後はみんなで記念撮影。
この日人気だったのは「足プ」。足だけ浸かるプール。子どもだけではなく、一緒に来たお母さんたちも足をプールに入れておしゃべり。
赤ちゃんも。
もう一つの人気コンテンツは、オッポンの顔はめパネル。
麦茶屋台も人気。
冷たい麦茶で喉を潤しながら、ちょっとした会話。
芝生を引くことで、その場がちょっと和める場所に。なんというか、「遊んでもいい場所」になります。
大学生と将棋をする子どもたち。
普段は勢いよく自転車が抜けていくホコ天ですが、あちこち人が溜まっているので、通りがかりの人も自然に自転車を降りて押して歩くように。
通りがだんだん人のいてよい場所になっていくのが印象的でした。
夕方の歩行者天国の時間が無事に終わり、夜の部です。駐車場がつかの間キャンプサイトになり、交流したり、今日のスライドを振り返りながら語り合う場です。
日が落ちて、LEDランタンなどでちょっとした照明の演出。
木村理事長の挨拶。
アイスブレイクにはオッポン体操。練習していると。。。
オッポン本人がサプライズ参加。
みんなで記念写真。楽しい雰囲気で夜の部が始まりました。
ビールを飲みながら語り合ったり。
テントの中で遊ぶ子どもたち。
まちなかではありますが、いつもよりちょっと暗いところが、キャンプ感を高めます。
ふらりと参加してくださる人もいて、賑やかな雰囲気に。
夕方のホコ天キャンプのスライドショーが始まりました。
今日の感想やこれからのまちのことを話し合うセッションに。
進行は、坂倉研・菊地。末繁先生と高野さんのトーク。
会場からもいろいろな感想が。
たまたま通りがかった、世田谷キャンパスの学生も。
21時すぎ、オープンなイベントは終了。学生スタッフと商店街の方々が集まり、一言ずつ今回の感想を話し合う時間。キャンプの夜に焚き火を囲んで話すイメージです。
すべてのプログラムが終了。宿泊用のテントを設置。
長い一日、お疲れさまでした。
この後、夜中過ぎまで語り合い、朝までテントで過ごしました。普段は通りすぎる通りに一泊することで、学生の地域への愛着も沸いたのではないかと思います。これからも、ホコ天の活用実験を重ねていく予定です。もし尾山台で活動しているところを見かけたらぜひお声かけください。一緒に地域の可能性を広げていきましょう!