オンラインからハイブリッドへ。「コミュニティマネジメント」は今年も充実の授業でした!

本年度も、都市生活学部専門科目「コミュニティマネジメント」終了しました。今年も多くのゲストの方を迎え、エキサイティングな授業になったと思います。講義テーマは以下の通り。講師のみなさま、本当にありがとうございました!ぜひまた来年もお願いいたします。
———————————————-
6/4 コミュニティデザイン&マネジメント概論
・コミュニティマネジメント概論(坂倉)
・コミュニティデザインのプロセス(醍醐孝典さん Studio L)

6/11 観客からプレイヤーへ!住民参加のまちづくりのこれから
・世田谷の住民まちづくり(風間委文子さん トラストまちづくり)
・事例:おやまちプロジェクト(高野雄太さん おやまちプロジェクト)

6/18 創造性を引き出す都市のオープンスペース
・暮らしの実験室 西千葉ハローガーデンの取り組み(西山芽衣さん マイキー)
・事例:芝のはらっぱ(芝のはらっぱ実行委員会&FOLK)

6/25 コミュニティのアクションが生み出す都市空間
・タクティカルアーバニズムとは何か?(泉山塁威さん 日本大学・ソトノバ共同代表理事)
・群馬県前橋市:「めぶく。」からはじまるまちなか再生(橋本薫さん 前橋まちなかエージェンシー)

7/2 地方創生の最前線を知る
・宮崎県新富町:ビジネスによる地域課題の解決(高橋邦男さん こゆ財団)
・島根県海士町:島前高校魅力化プロジェクト(大野佳祐さん 隠岐島前高校)

7/9 集合住宅とコミュニティの未来形
・ネイバーフッドデザイン(田中宏明さん HITOTOWA)
・徳島県神山町:地域を将来世代につなぐプロジェクト(高田友美さん つなぐ公社)

7/16 総括
・講義の振り返りとまとめ
———————————————-

しかし、フルオンラインでスタートし、途中からハイブリッドに転換するという、授業形式としては難しい授業でした。授業の様子を何枚か写真でレポートします。


初回授業は完全にオンライン。今年もstudio-Lの醍醐さんのレクチャーから。


2週目、3週目もオンライン授業が続きますが、準備室からオンエアー。


4週目から、ハイブリッド授業=教室で講義を行い、学生はオンラインでも受講できるという形に移行。フルオンラインでも、進行のサポートや受講生のケアなど、TAの学生の手助けは不可欠です。ましてハイブリッドになると、オンラインも対面もみなければなりませんので、TAの方々頼みのこともたくさん。いろいろ検討した結果、TAのみなさんも教室前に座ってもらうことに。この形はかなりよかった。


レクチャーは、オンラインと同じようにPCを前に画面の向こうの受講者に語りかける形がメイン(でないとオンラインの学生が置いて行かれがち)。


オンライン授業の良い点は、全国各地の方々を講師にお招きできるところ。この日は、島根県海士町から大野佳祐さん、宮崎県新富町から高橋邦男さんがゲストでいらしてくださいました。しかも、オンラインだと現地の方がさらに飛び入りで参加してくれたりもして、実は臨場感が増すことも少なくありません。


時折はさむグループディスカッションは、オンラインはブレイクアウトルームで、対面は近所の学生同士で。教室の学生もzoomに参加してもらうことで、チャットも有効に使えます。


そんなわけで、様々な制約のあるなか今年もなんとか授業を終えられました。オンラインやハイブリッドだと準備や進行に余計に手間がかかります。去年今年といろいろ試してみて、オンラインが使えるからこそ広がる授業形態は確実にあるなあと実感しています。しかし、現実にはTAのみなさんの力なくては乗り越えられないことも事実。本当にありがとうございました!