Social Haptics:身体感覚の共有による共感的コミュニティの創出に向けて
2018年11月11日(日)、お台場テレコムセンタービルで開催されたJST(科学技術振興機構)主催の「サイエンスアゴラ」のステージイベントに登壇しました。
テーマは、「Social Haptics:身体感覚の共有による共感的コミュニティの創出に向けて」。我々の研究プロジェクト、RISTEX「日本的Wellbeingを促進する情報技術のためのガイドラインの策定と普及」と、ACCEL「触原色に立脚した身体性メディア技術の基盤構築と応用展開」の2つのプロジェクトの合同セッション。Wellbeingからは、安藤先生、渡邊さん、私。ACCELの身体性メディア技術プロジェクトからは、慶應KMDの南澤先生と、名古屋工業大学の田中先生が登壇。
いずれも触覚を主とする身体性共有技術を用いた研究ということで、異なる触覚体験デバイスを一緒に体験できるようなセッションにしようということに。さながら、触覚DJ。
この日に合わせて南澤先生の研究室で制作したいただいた、触覚を無線で転送し体験できる装置。
こちらは、心臓ボックスの新バージョン。途中まで無線で飛ばして、いくつかに分配。講演会場などで多くの人と鼓動を共有できるよう工夫されています。
はじめは、南澤先生からのプレゼンテーション。
続いて、田中先生。
触覚の錯覚体験をしている参加者。
well-beingチームからは、安藤先生が概要をプレゼン、坂倉が身体性共有の具体的生活シーンとして尾山台のリビングラボ計画をお話。最後に渡邊淳司さんがまとめ。写真は、心臓ピクニック体験をしてもらっているところ。
最後に、セッションのグラフィックレコーディング。身体性の共有による共感コミュニティの創出について、刺激的な対話を行うことができました。今後の研究が楽しみです。