OLLD2023で博士課程の三木さんがポスター発表をしました。
2023年9月21日〜23日、スペイン・バルセロナで開催されたOLLD(Open Living Lab Days)2023に参加しました。2年前のオンライン開催に続いての参加です。
パネルディスカッションや学術発表、ワークショップ、エクスカーションなど盛り沢山の3日間。
今回のメインの目的は、おやまちリビングラボの研究発表。ポスターセッションで、坂倉研博士課程の三木さんが、モチベーションとインセンティブからステークホルダーの参加を分析する研究を発表しました。
Miki, Y. and Sakakura, K. (2023) Motivations and Incentives for Stakeholder Participation in Citizen-Driven Living Labs. In Proc. OLLD 2023, 266-273.
日本の市民参加とヨーロッパのそれの違い、サードセクターのありかたや企業の社会参加など発表内容に加えて、リビングラボを考える上で重要な文化的な違いにも大きな気づきがあっったようです。三木さん、ありがとうございました。
プロシーディングスは、OLLD2023のサイトにあります。
カンファレンス前日のDay0は、リビングラボの原理や参加のマネジメントを学ぶワンデイの研修もあり、こちらも学びが多かったです。
午前はレクチャー。午後はバリュープロポジションを軸にリビングラボプロジェクトの立案と評価を考えるワークショップ。
来年はルーマニアで開催とのこと。ぜひ研究を進めて、また発表したいと思います。
学会後は、サンセバスチャンへ。
サンセバスチャンは美食の街として知られるリゾート地ですが、リビングラボ文脈では「Digital Gastronomy Lab」が有名。LABeに行けたのはよかった。伝統や蓄積に甘んじることなく、そこから新しい食文化をつくっていこうという意思を感じます。デジタルテクノロジーがワールドワイドに拡散する一方、ローカルなラボがその土地の文化や資源とテクノロジーを攪拌し、地域に固有の価値を生み出す。これは世界的な流れなのだと感じました。
ついでにレアルソシエダの試合も。タケの活躍も間近で観られました!