居場所をリノベーション!参加型デザイン・ワークショップの取り組み

オープン後3年を迎えたゆがわらっこの居場所プロジェクトは、今年は利用者と利用形態の多様化を目指して、1階部分のリノベーションを行うことにしました。そのため、6月から7月にかけて合計3日間、来場者の方々に参加してもらって、どのようなことを居場所でやってみたいか、そのためにどのような空間があるとよいかを一緒に考えるワークショップを実施しました。


初日は、6月6日。保育園の園長先生ら大勢の地元の方にお集まりいただきました。


まずスタッフが事前に集めた「やりたいこと」と「空間の課題」。みなさんはどうでしょうか?ということで、それぞれ考えてみます。


途中、「こまじいの家」ほか事例を紹介。さらにブレインストーミングしていきます。


アイデアは、小さい図面に書き込んでいきます。こんなことをこんなふうにしたい!想いとそれを実現する場の両方を結びつけながらイメージを膨らませます。


一人ずつ発表。


ママがカフェをできたらいいのに、みんなでプロジェクタをつかってスポーツ観戦したい、何家族かが集まって食事会!など、実現したい魅力的な想いが集まりました。


十二庵の浅沼さんにもアイデア&アドバイスをいただきました。


ワークショップ2日目は、6月30日。


この日は、最初のリノベーションからお世話になっているHandiHOUSE Projectのすけさん(山崎大輔さん)も参加。


初回ワークショップで出たいろいろな活動ができるような空間設計を、学生がCADを使って提案。それに基づいてみんなで議論。学生のがんばりによって、参加者も本気の意見を言いやすくなってきました。学生からは、授業で習ったことがはじめて役に立ったという感想も。


さらにこの日は、実際にキッチンで調理しながら、いまどのような点が問題なのか、今後どのようにキッチンを活用しようか、体験を共有しながらアイデアを検討していきました。


やはりカウンターは必要そうだ、入りづらい玄関をどうしようか、車庫はいっそデッキにしたらいいのではないか、様々なアイデアが出され、リノベーションの方向性を検討しました。


そしてワークショップ3日目。7月22日は、これまでのアイデアのモックアップを準備して、最終的なデザインを固めていくというフェーズです。


ダンボールで製作したカウンター。使いやすい高さや幅を検証します。


外も、デッキの位置や高さ、縁側の配置をその場で議論。


カウンターは、実際に配膳したりしてどのような方向で設計をするのか、詳細の議論を行いました。リノベーション本番は8月。これからが楽しみです!